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HDLコレステロールを善玉コレステロールというのに対して、LDLコレステロールのことを悪玉コレステロールと呼びます。「悪玉」という響きから体に悪いコレステロールと思われがちですが、そんなことはありません。コレステロールは善玉コレステロールにしても悪玉コレステロールにしても人間の体には欠かせないものです。ただ基準の一定量を過剰に超えたり過剰に下回ったりすると体に良くない症状が出ます。特にコレステロールが高い場合、動脈硬化などの症状を引き起こすことが知られています。その大きな原因となるのがLDLコレステロール値の高さです。そのため、LDLコレステロールは病気を引き起こす悪い要因ということで悪玉コレステロールと言われているのです。
悪玉コレステロールを下げるためには、まず食事療法が基本となりますが、注意して避けておきたい成分の一つに「トランス脂肪酸」があります。トランス脂肪酸は、マーガリンをはじめパンやクッキーなどにも含まれている脂肪酸の一種です。そのトランス脂肪酸が最近は健康被害を及ぼすものとして注目を集めています。というのもトランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増やし善玉コレステロールを減らしてしまうという性質を持っていることが判明したからです。悪玉コレステロールを増やし善玉コレステロールを減らしてしまうということは、動脈硬化や心臓疾患を引き起こしやすくなるということです。数年前にこのような実験結果が出てから、欧米を中心にマーガリンを使わない方向に傾いてきています。なかにはトランス脂肪酸が含まれるマーガリンは発売が禁止される国も出てきています。日本ではまだあまりトランス脂肪酸への危険意識は高くありませんが、悪玉コレステロールを下げたい人は避けるようにした方が良いでしょう。
逆に悪玉コレステロールを下げるために食べた方が良いものといえば「にんにく」です。匂いが気になるにんにくですが、実はにんにくには悪玉コレステロールを生成しにくくする働きがあると言われており、結果的に悪玉コレステロールを下げてくれるのです。にんにくは量を摂るのは難しいですが、悪玉コレステロールをコントロールしたい人は、炒め物や煮物などにプラスして積極的に取り入れると良いでしょう。そのままでは食べにくいという人は、にんにく入りのサプリメントなどを利用すると手軽に摂取することができます。
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