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コレステロール値に限らず、定期検診をはじめとした検査では結果の目安となる「正常値」「基準値」が設けられています。正常値・基準値は健康だと思われる人を多数集めて検査を行って得られた検査結果を統計的に処理したものです。一般的にその人たちの95%が含まれる範囲が正常値または基準値と言われています。しかしこの基準は検査機器や測定方法、測定基準などによって医療機関ごとに異なります。逆にいうと毎回検査する医療機関を変えると正確な比較ができませんので同じ医療機関で検査するのがおすすめです。ただし正常値・基準値は病気の診断などの一つの目安にはなりますが、値が多少上下しているからといって必ずしも異常ということにはなりませんので、詳しくは医師など専門家に確認するようにしましょう。
総コレステロール値の正常値・基準値は以前は240mg/dl以上とされていましたが、1987年に日本動脈硬化学会によって220mg/dlに改定されました。コレステロール値には食事や栄養が大きく関与しますが、この間食生活をはじめとしたライフスタイルが大きく変わると同時に日本人の体型や体質も変わってきていることから時代によってコレステロール値の正常値や基準値が変わるのは当然のことと言えます。そんななか2007年春に日本動脈硬化学会は高コレステロールなど高脂血症の新しい診断基準を発表しました。この診断基準ではなんと総コレステロール値の基準値がなくなっています。というのも総コレステロール値はHDLコレステロール値、LDLコレステロール値を含むコレステロール全体の値であることから細かい判断ができないという理由からだそうです。従って高脂血症に関しては、これからはHDLコレステロール、LDLコレステロールそして中性脂肪の値によって診断をするということになります。つまりその3つのコレステロール値をちゃんと調べて、コレステロール値のバランスを見て判定することがより大切ということになります。
同じく日本動脈硬化学会による新しい診断基準では、低HDLコレステロール血症のHDLコレステロール値の正常値・基準値は40mg/dl未満、高LDLコレステロール血症のLDLコレステロール値の正常値・基準値は140mg/dl以上でこれまでと変わりません。ただ、年齢や他に病気を持っているか等によってリスクが高いと判断されると、症状によって正常値・基準値が変わる場合があります。またこの基準はあくまで日本動脈硬化学会によるものですが、今後はこの新しい基準が主流を占めていくと予想されますので覚えておくとよいでしょう。
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